この記事の公開日: 2026年8月14日


この記事の著者
こばやし歯科クリニック|歯学博士 小林孝誌
東京歯科大学大学院卒業し博士号を取得。インプラント専門医を持ち、地元の日立市で地域に貢献できるように研鑽を積む。口腔ケアやホワイトニングが好きで実体験を皆様にお届け。
「朝起きると、なぜか顎が疲れている」「家族に歯ぎしりの音を指摘された」「集中していると、いつの間にか歯を食いしばっている」——心当たりはありませんか?
歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)は、睡眠中や無意識のうちに起こるため、自分では気づきにくいのが特徴です。そのまま放置すると、歯のすり減りや破損、知覚過敏、顎関節症など、さまざまなトラブルの引き金になります。
この記事では、歯ぎしり・食いしばりのセルフチェック方法、原因、放置するリスク、そして保険適用で作れるナイトガード(マウスピース)による対策まで、茨城県日立市のこばやし歯科クリニックが解説します。
歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)は、睡眠中や無意識のうちに起こるため、自分では気づきにくいのが特徴です。そのまま放置すると、歯のすり減りや破損、知覚過敏、顎関節症など、さまざまなトラブルの引き金になります。
この記事では、歯ぎしり・食いしばりのセルフチェック方法、原因、放置するリスク、そして保険適用で作れるナイトガード(マウスピース)による対策まで、茨城県日立市のこばやし歯科クリニックが解説します。
この記事のまとめ
- 歯ぎしり・食いしばりは睡眠中や無意識に起こるため、自覚がない方が大半です。
- 朝の顎の疲れ・頬の内側の噛み跡・詰め物がよく壊れる、は代表的なサインです。
- 放置すると歯のすり減り・破折・知覚過敏・顎関節症につながることがあります。
- 歯科では多くの場合保険適用でナイトガード(マウスピース)を作製できます。
目次
歯ぎしり・食いしばりとは?3つのタイプ
歯ぎしり・食いしばり(ブラキシズム)とは、睡眠中や無意識のうちに、上下の歯を強くこすり合わせたり噛みしめたりする習癖のことです。本来、上下の歯が接触するのは会話や食事のときだけで、1日合計20分程度といわれています。
タイプは大きく3つに分かれます。
タイプは大きく3つに分かれます。
- グラインディング:歯をギリギリとこすり合わせる、いわゆる「歯ぎしり」。音が出るため家族に指摘されて気づくことが多いタイプです。
- クレンチング:音を立てずにグッと強く噛みしめる「食いしばり」。音がしないため、もっとも自覚しにくいタイプです。
- タッピング:歯をカチカチと鳴らすタイプ。比較的まれです。
自覚がなくても要注意!セルフチェックリスト

睡眠中の歯ぎしり・食いしばりは、本人に自覚がないことがほとんどです。次の項目に当てはまるものがないか、チェックしてみてください。
- 朝起きたとき、顎やこめかみが疲れている・だるい
- 家族に歯ぎしりの音を指摘されたことがある
- 頬の内側に白い線(噛んだ跡)がある
- 舌のふちに歯型のような凹凸がついている
- 詰め物・かぶせ物がよく取れる、壊れる
- 歯の先端がすり減って平らになっている、欠けたことがある
- 冷たいものが歯にしみることがある
- 集中しているとき、気づくと上下の歯が触れている
歯ぎしり・食いしばりの主な原因

原因はひとつではなく、いくつかの要素が重なって起こると考えられています。
- ストレス:もっとも大きな要因といわれています。日中のストレスを、睡眠中の歯ぎしりで発散しているという説が有力です。
- 睡眠の質:眠りが浅いときに歯ぎしりが起こりやすいことが分かっています。飲酒・カフェイン・喫煙・寝る直前のスマホは眠りを浅くします。
- 噛み合わせ・歯並び:噛み合わせの不調和が引き金になることがあります。
- TCH(歯列接触癖):日中、無意識に上下の歯を接触させ続けるクセです。デスクワークやスマホ操作中に起こりやすく、顎の筋肉を疲れさせます。
- お子さまの場合:乳歯から永久歯への生え変わり期に、噛み合わせを調整するために一時的に歯ぎしりをすることがあり、多くは心配いりません。
放置するとどうなる?お口へのダメージ
強い力が毎晩かかり続けると、歯・歯ぐき・顎に少しずつダメージが蓄積します。
- 歯がすり減る・欠ける・割れる:エナメル質がすり減り、ひどい場合は歯の破折(はせつ)に至ります。神経を取った歯は特に割れやすく、抜歯の原因になることもあります。
- 詰め物・かぶせ物の破損:セラミックなどの修復物が繰り返し壊れる方は、歯ぎしりが背景にあることが少なくありません。
- 知覚過敏:歯の根元に力が集中してくさび状にえぐれ、冷たいものがしみるようになります。詳しくは知覚過敏の記事で解説しています。
- 歯周病の悪化:歯を支える骨に過剰な力がかかり、歯周病の進行を早めることがあります。
- 顎関節症:顎の関節や筋肉に負担がかかり、口が開きにくい・顎が鳴る・痛むなどの症状が出ることがあります。
- 頭痛・肩こり・エラ張り:噛む筋肉(咬筋・側頭筋)の緊張が続くことで、緊張型の頭痛や肩こり、エラが張った印象につながることがあります。
今日からできるセルフケア

歯ぎしりそのものを完全に止める方法は残念ながらまだありませんが、負担を減らす工夫はできます。
- 「歯を離す」を合言葉にする:気づいたときに上下の歯を離し、頬とこめかみの力を抜きます。パソコンやスマホに「歯を離す」と書いた付箋やメモを貼っておくと、TCHの改善に効果的です。
- 就寝前のリラックスタイムをつくる:寝る直前までスマホを見る習慣は眠りを浅くします。ぬるめの入浴やストレッチで、心身の緊張をゆるめてから床につきましょう。
- 枕を高くしすぎない:高い枕はうつむき姿勢になり、歯が接触しやすくなります。
- アルコール・カフェインを控えめに:特に就寝前は眠りを浅くし、歯ぎしりを増やす方向に働きます。
- 頬づえ・うつぶせ寝を避ける:顎に一方向の力がかかり続ける習慣も負担になります。
歯科医院での治療 — ナイトガード(マウスピース)

現在の歯科医療でもっとも確実なのは、寝ている間に歯を守る「ナイトガード(マウスピース)」の装着です。歯ぎしり自体を止めるのではなく、歯がすり減ったり割れたりしないよう、クッションとなって力を逃がします。
当院では次のような流れで対応します。
当院では次のような流れで対応します。
- 診察・チェック:歯のすり減り方、詰め物の状態、顎の症状などから、歯ぎしり・食いしばりの程度を確認します。
- 歯型取り・作製:お口にぴったり合うナイトガードを作製します。歯ぎしり・食いしばりに対するナイトガードは、多くの場合保険適用で作れます。
- 調整・メンテナンス:装着感や噛み合わせを調整します。すり減ってきたら作り替えのサインです。定期検診の際に一緒にチェックします。
ナイトガードの使い方・お手入れ
- 慣れるまで:最初は違和感がありますが、多くの方は数日〜2週間ほどで慣れます。どうしても合わない場合は調整しますので、我慢せずお持ちください。
- お手入れ:朝外したら水で洗い、よく乾かしてケースで保管します。週に数回、マウスピース用の洗浄剤を使うと清潔に保てます。
- 熱湯は厳禁:変形の原因になります。熱湯消毒や車内への放置は避けてください。
- 定期チェック:ナイトガードのすり減り方は、歯ぎしりの強さを知る手がかりにもなります。検診時にお持ちいただくと状態を確認できます。
こんな症状は早めに受診を
次のような場合は、歯や顎のダメージが進んでいる可能性があります。早めにご相談ください。
- 歯が欠けた・割れた、詰め物が繰り返し壊れる
- 口が開きにくい、顎がカクカク鳴って痛い
- 冷たいものがしみる状態が続いている
- 朝の頭痛や顎の痛みが続いている
- 歯のすり減りやぐらつきが気になる
よくあるご質問
Q.歯ぎしりは治りますか?
A.原因となるストレスや睡眠の質を完全にコントロールするのは難しいため、「ゼロにする」より「歯を守りながら上手に付き合う」のが現実的です。ナイトガードでダメージを防ぎつつ、生活習慣の見直しで軽減を目指します。
Q.ナイトガードは保険で作れますか?
A.歯ぎしり・食いしばりに対するナイトガードは、多くの場合保険適用で作製できます。検査や診察の内容により費用が変わりますので、受診時にご確認ください。
Q.市販のマウスピースではだめですか?
A.市販品はお口に正確には合わないため、かえって噛み合わせを乱したり、顎に負担をかけたりすることがあります。歯科医院では歯型に合わせて作製し、その後の調整まで行えます。
Q.子どもの歯ぎしりは心配ないですか?
A.生え変わり期のお子さまの歯ぎしりは、噛み合わせの調整のために起こる生理的なものが多く、成長とともに落ち着くのが一般的です。ただし歯のすり減りが強い場合や、永久歯に生え変わっても続く場合は一度ご相談ください。
Q.食いしばりは日中にも起こりますか?
A.起こります。集中しているときやスマホ操作中に上下の歯が触れたままになる「TCH(歯列接触癖)」は代表的な例です。気づいたら歯を離す、を意識するだけでも顎の負担は減らせます。
A.原因となるストレスや睡眠の質を完全にコントロールするのは難しいため、「ゼロにする」より「歯を守りながら上手に付き合う」のが現実的です。ナイトガードでダメージを防ぎつつ、生活習慣の見直しで軽減を目指します。
Q.ナイトガードは保険で作れますか?
A.歯ぎしり・食いしばりに対するナイトガードは、多くの場合保険適用で作製できます。検査や診察の内容により費用が変わりますので、受診時にご確認ください。
Q.市販のマウスピースではだめですか?
A.市販品はお口に正確には合わないため、かえって噛み合わせを乱したり、顎に負担をかけたりすることがあります。歯科医院では歯型に合わせて作製し、その後の調整まで行えます。
Q.子どもの歯ぎしりは心配ないですか?
A.生え変わり期のお子さまの歯ぎしりは、噛み合わせの調整のために起こる生理的なものが多く、成長とともに落ち着くのが一般的です。ただし歯のすり減りが強い場合や、永久歯に生え変わっても続く場合は一度ご相談ください。
Q.食いしばりは日中にも起こりますか?
A.起こります。集中しているときやスマホ操作中に上下の歯が触れたままになる「TCH(歯列接触癖)」は代表的な例です。気づいたら歯を離す、を意識するだけでも顎の負担は減らせます。
日立市で歯ぎしり・食いしばりのご相談はこばやし歯科クリニックへ
「朝起きると顎が疲れている」「家族に歯ぎしりを指摘された」「詰め物がよく壊れる」——そんな心当たりがあれば、歯が大きなダメージを受ける前の対策をおすすめします。
こばやし歯科クリニックでは、歯のすり減りや噛み合わせのチェックから歯ぎしり・食いしばりの程度を確認し、保険適用のナイトガード作製を含め、原因に応じた対策をご提案します。
土曜日も診療しており、広い駐車場を完備しています。国道6号沿い・川崎病院向かいで、お車でも通いやすい立地です。
医療法人SHPI こばやし歯科クリニック
茨城県日立市大和田町1883-1
TEL 0294-52-6480
Web予約はこちら
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