この記事の公開日: 2026年9月2日


この記事の著者
こばやし歯科クリニック|歯学博士 小林孝誌
東京歯科大学大学院卒業し博士号を取得。インプラント専門医を持ち、地元の日立市で地域に貢献できるように研鑽を積む。口腔ケアやホワイトニングが好きで実体験を皆様にお届け。
「台風が近づくと奥歯がうずく」「雨の日に限って歯が痛む」——そんな経験はありませんか?
気圧の変化で起こる歯の痛みは「気圧性歯痛」と呼ばれ、決して気のせいではありません。ただし、健康な歯はふつう気圧が変わっても痛みません。痛むということは、その歯に隠れたむし歯や炎症があるサインです。
この記事では、気圧で歯が痛むしくみ、痛みやすい歯の特徴、台風の日の応急処置、そして歯科医院での検査・治療について、茨城県日立市のこばやし歯科クリニックが解説します。
気圧の変化で起こる歯の痛みは「気圧性歯痛」と呼ばれ、決して気のせいではありません。ただし、健康な歯はふつう気圧が変わっても痛みません。痛むということは、その歯に隠れたむし歯や炎症があるサインです。
この記事では、気圧で歯が痛むしくみ、痛みやすい歯の特徴、台風の日の応急処置、そして歯科医院での検査・治療について、茨城県日立市のこばやし歯科クリニックが解説します。
この記事のまとめ
- 台風や低気圧で歯が痛むのは「気圧性歯痛」。飛行機や登山でも同じしくみで起こります。
- 健康な歯は気圧が変わっても痛みません。痛むのは隠れたむし歯・炎症・治療途中の歯があるサインです。
- 応急処置は鎮痛薬・頬を冷やす・頭を高くして休む。温める・飲酒・長風呂は逆効果です。
- 天気が回復して痛みが消えても原因は残ります。早めに歯科で原因を調べましょう。
目次
台風や雨の日に歯が痛むのは気のせいではありません
気圧性歯痛(きあつせいしつう)とは、台風や低気圧、飛行機の離着陸、登山、ダイビングなど、まわりの気圧が変化することで起こる歯の痛みのことです。「天気が悪い日に決まって歯が痛む」「台風が近づくと奥歯がうずく」という訴えは、決して珍しいものではありません。
ただし、気圧はあくまで”引き金”です。健康な歯であれば、気圧が変わっても基本的に痛みは出ません。痛むということは、その歯の中や周りに、ふだんは気づかない原因が隠れている可能性が高いのです。この記事ではそのしくみと、今すぐできる対処法、歯科医院での治療について解説します。
ただし、気圧はあくまで”引き金”です。健康な歯であれば、気圧が変わっても基本的に痛みは出ません。痛むということは、その歯の中や周りに、ふだんは気づかない原因が隠れている可能性が高いのです。この記事ではそのしくみと、今すぐできる対処法、歯科医院での治療について解説します。
なぜ気圧が下がると歯が痛むのか?3つのしくみ

- 歯の内部との「圧力差」:歯の中には神経や血管が入った「歯髄腔(しずいくう)」という小さな部屋があり、硬いエナメル質と象牙質に囲まれた閉じた空間になっています。外の気圧が下がると、この内側との圧力差が生じ、神経が刺激されて痛みとして感じます。むし歯や治療途中で内部にすき間や炎症がある歯ほど、この影響を受けやすくなります。
- 副鼻腔(上顎洞)の圧力変化:上の奥歯の根は、鼻の横にある空洞「上顎洞(じょうがくどう)」のすぐ近くにあります。気圧が変わると上顎洞の内圧も変化し、上の奥歯全体が重く痛むことがあります。鼻づまりや副鼻腔炎がある方に起こりやすい痛みです。
- 自律神経と血流の変化:低気圧が近づくと自律神経のバランスが乱れ、血管が拡張して炎症がある部位の痛みを感じやすくなります。頭痛やめまいを伴う「天気痛」と同じしくみで、もともと弱っている歯の痛みが強く出ることがあります。
気圧の変化で痛みやすい歯の特徴 — 痛むのは「隠れた原因」のサイン
結論から言うと、気圧の変化で痛む歯には、ほぼ必ず何らかの原因が隠れています。代表的なものは次のとおりです。
- 隠れたむし歯:表面は小さくても、内部で神経の近くまで進んでいるむし歯
- 治療途中の歯:仮の詰め物のまま通院を中断している歯は、内部に空気が閉じ込められやすく、もっとも痛みが出やすい状態です
- 神経の炎症(歯髄炎):むし歯が神経まで達し、慢性的な炎症を起こしている歯
- 根の先の膿(根尖病巣):神経を取った歯の根の先に膿がたまっている場合、圧力変化で痛みが再燃します
- 詰め物・かぶせ物の下のすき間:古い修復物の下に空間ができ、そこに圧力差が生じるケース
- 親知らずまわりの炎症:半分埋まった親知らずの周囲に炎症があると、気圧の変化で腫れや痛みが出やすくなります
- 歯ぎしり・食いしばりで負担がかかった歯:歯ぎしりで神経が過敏になっている歯も、気圧の影響を受けやすくなります
- 副鼻腔炎(蓄膿症):歯そのものではなく、鼻の炎症が上の奥歯の痛みとして現れるケース
台風の日に歯が痛くなったときの応急処置

すぐに受診できないときは、次の方法で痛みをやわらげてください。
- 市販の鎮痛薬を用法・用量どおりに:ロキソプロフェンやイブプロフェンなどの鎮痛薬は、歯の痛みにも効果があります。空腹時を避け、必ず添付文書の用量を守ってください。
- 頬の外側から冷やす:濡れタオルや保冷剤をタオルで包み、痛む側の頬に当てます。冷やしすぎは逆効果なので、心地よい程度に。
- 頭を高くして休む:横になると頭に血が集まり、ズキズキが強くなります。枕を高くするか、上体を起こして休みましょう。
- 痛む側で噛まない:食事はやわらかいものを選び、反対側で噛むようにします。
- お口を清潔に:食べかすが残ると細菌が増え、炎症が強まります。やさしくうがい・歯みがきをしてください。
痛いときにやってはいけないこと
良かれと思ってやったことが、痛みを強めてしまうことがあります。
- 温める・長風呂・サウナ:血流が増えて炎症が広がり、痛みが増します。シャワー程度にとどめましょう。
- 飲酒:血管が拡張して痛みが強くなるうえ、鎮痛薬との併用は危険です。
- 激しい運動:血圧と血流が上がり、ズキズキが強くなります。
- 痛む歯を指や舌で触る・押す:刺激で炎症が悪化します。
- 鎮痛薬を飲みすぎる:効かないからと量を増やすのは胃や腎臓への負担になります。効かない場合は早めに受診を。
歯科医院での検査と治療

気圧性歯痛の治療は、「気圧」ではなく「隠れている原因」を治すことです。当院では次の流れで対応します。
- 問診:いつ・どんなときに痛むか、飛行機や天気との関係、治療途中の歯がないかなどを伺います。
- 視診・レントゲン検査:目で見えないむし歯や根の先の炎症、詰め物の下のすき間を確認します。必要に応じてCT撮影で、上顎洞との位置関係や細かな病巣も調べます。
- 原因に応じた治療:むし歯であれば治療、神経に炎症があれば根管治療、古い詰め物のすき間は詰め直し、親知らずの炎症は洗浄や抜歯など、原因ごとに対応します。
- 耳鼻科との連携:検査の結果、歯に異常がなく副鼻腔炎が疑われる場合は、耳鼻咽喉科をご紹介します。
気圧の変化に強いお口にする予防法

- 定期検診で「隠れたむし歯」を早期発見:気圧性歯痛の多くは、痛みが出る前に見つけられるむし歯や炎症が原因です。3〜6か月ごとの検診で、症状が出る前に対処できます。
- 治療は最後まで終わらせる:仮の詰め物のまま中断している歯は、気圧の影響をもっとも受けやすい状態です。忙しくて中断してしまった方は、早めに再開してください。
- 飛行機・登山・ダイビングの前にチェック:気圧の変化が大きいイベントの前に検診を受けておくと安心です。
- 鼻の健康も大切に:慢性的な鼻づまりや副鼻腔炎は、上の奥歯の痛みにつながります。耳鼻科での治療も並行しましょう。
こんな症状は早めに受診を
次のような場合は、炎症が進んでいる可能性があります。天気の回復を待たず、早めにご相談ください。
- 天気に関係なく、痛みが2〜3日以上続いている
- 頬や歯ぐきが腫れてきた、押すと痛い
- 噛むと痛い、熱いものがしみる
- 夜、痛みで目が覚める
- 鎮痛薬が効かない、または効いている時間が短くなってきた
- 治療途中で放置している歯がある
よくあるご質問
Q.天気が回復すると痛みも消えます。放っておいて大丈夫ですか?
A.痛みが消えても、原因となるむし歯や炎症は残っています。放置すると次の低気圧でまた痛み、そのたびに悪化して、最終的に神経を取る治療や抜歯が必要になることもあります。痛みが落ち着いているうちの受診をおすすめします。
Q.飛行機や登山でも同じ痛みが出ますか?
A.はい。気圧の変化が大きいほど起こりやすく、飛行機の離着陸や高所、ダイビングでも同じしくみで痛みます。旅行や出張の前に検診を受けておくと安心です。
Q.神経を取った歯でも痛みますか?
A.神経を取った歯でも、根の先に炎症や膿が残っていると気圧の変化で痛むことがあります。レントゲンで確認し、必要であれば根の治療のやり直しを行います。
Q.頭痛やめまいも一緒に出ます。歯が原因でしょうか?
A.低気圧による頭痛(天気痛)と歯の痛みが同時に出ることはよくあります。特に上の奥歯が重く痛み、鼻づまりを伴う場合は副鼻腔炎の可能性もあります。まず歯科で歯に原因がないかを調べ、必要に応じて耳鼻科をご紹介します。
Q.子どもでも気圧で歯が痛くなりますか?
A.起こります。お子さまの場合は、進行の早いむし歯や生え変わり期の歯が原因になることが多いため、「雨の日に歯が痛いと言う」ときは早めに検診を受けてください。
A.痛みが消えても、原因となるむし歯や炎症は残っています。放置すると次の低気圧でまた痛み、そのたびに悪化して、最終的に神経を取る治療や抜歯が必要になることもあります。痛みが落ち着いているうちの受診をおすすめします。
Q.飛行機や登山でも同じ痛みが出ますか?
A.はい。気圧の変化が大きいほど起こりやすく、飛行機の離着陸や高所、ダイビングでも同じしくみで痛みます。旅行や出張の前に検診を受けておくと安心です。
Q.神経を取った歯でも痛みますか?
A.神経を取った歯でも、根の先に炎症や膿が残っていると気圧の変化で痛むことがあります。レントゲンで確認し、必要であれば根の治療のやり直しを行います。
Q.頭痛やめまいも一緒に出ます。歯が原因でしょうか?
A.低気圧による頭痛(天気痛)と歯の痛みが同時に出ることはよくあります。特に上の奥歯が重く痛み、鼻づまりを伴う場合は副鼻腔炎の可能性もあります。まず歯科で歯に原因がないかを調べ、必要に応じて耳鼻科をご紹介します。
Q.子どもでも気圧で歯が痛くなりますか?
A.起こります。お子さまの場合は、進行の早いむし歯や生え変わり期の歯が原因になることが多いため、「雨の日に歯が痛いと言う」ときは早めに検診を受けてください。
日立市で「天気が悪いと歯が痛む」お悩みはこばやし歯科クリニックへ
「台風のたびに歯がうずく」「雨の日だけ奥歯が痛い」——それは、お口からの早めのサインです。こばやし歯科クリニックでは、レントゲン・CTで痛みの原因を見極め、むし歯・根の治療・詰め直しなど原因に応じた治療で、天気に左右されないお口を目指します。
土曜日も診療しており、広い駐車場を完備しています。国道6号沿い・川崎病院向かいで、お車でも通いやすい立地です。急な痛みの場合も、まずはお電話ください。
医療法人SHPI こばやし歯科クリニック
茨城県日立市大和田町1883-1
TEL 0294-52-6480
Web予約はこちら
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